転職活動中、転職サイトからのスカウトメールを受け取ったことがある人は多いと思います。
しかし、その中には「やばい会社」からのスカウトも存在します。
今回は、転職サイトでのスカウトを受けた際に、どうすれば危険な企業を避けられるのか、良い企業を見つけられるのか、そのポイントについてご紹介します。
やばい会社とはどんなところ?
やばい会社、言い換えるとブラック企業ってやつですね。近年、日本でも様々な業界で問題視されているものでもあります。
では、どのような特徴を持っているのでしょうか?以下に挙げる点がある場合、要注意です。
注意
- 給与が悪い
- 労働時間が長い
- 意見が通りにくい社風
- 倫理感が無い
どれも結構致命的。しかも、入ってしまうと余程の事が無い限り案外適応出来てしまうためかなり厄介。
給与が悪い
やばい会社は、給与が低い事が多々あります。給与が低いと従業員がやる気を失くしている傾向があります。
具体的に言うと、基本給が低い、ボーナスが出ない、ボーナスの算定が不透明、残業代が支払われない、なぜかいきなり管理職にされて残業代が出なくなるなど、様々です。
中小企業の方が給与が低い事が多く、大企業に行くことを私はオススメしています。
労働時間が長い
近年でこそ少なくなりましたが、身体的・精神的に負荷が高い長時間労働がいまでも続いている会社があります。
しかも、それでいて残業代が出ていればまだ多少は良いものの、残業代が出ない会社であればそれは労働力の窃盗と言っても過言ではありません。
わざわざ会社に労働力を盗まれに行くマヌケになる必要はない。
転職後の就労人生は長いため、長きにわたって働けるような労働環境でありたいですよね。
意見が通りにくい社風
やばい会社でありがちな同族経営。
同族経営の何がクソかと言うと「創業者一族の力が強すぎて話が通じない」という事です。
社長がNoと言えばできませんし、Goと言えばやらねばなりません。
普通の会社なら当たり前なのでは?と思ってしまいますが、これの怖いところは社内が社長の意見待ちの雰囲気になる事です。
ハッキリ言ってみんなやる気が無くなっている訳です、それもそのはずで社長の一声で全部変わるなら最初から自分で考える必要もありませんから。
やる気の無い職場で働くのも悪くはありませんが、ふとした時に「これで良いのか?」と頭をよぎった時がキツイです。
倫理観が無い
やばい会社の際たるもの、倫理観の欠如。
たとえば平気で脱税をしたり、外国人実習生を奴隷の如く使ったりとやりたい放題な会社ですね。
やりたい放題の会社に入ったからといっても社員がやりたい放題できる訳では無く、経営者が好き勝手にやるための奴隷としてこき使われるのが関の山。
二宮金次郎は言いました。
道徳を忘れた経済は、罪悪である。経済を忘れた道徳は、寝言である。
罪悪でも寝言でも無い仕事に付くべく精進する必要がありますね。
やばい会社に関わってはいけない
やばい会社で働くことは人生の損失と考えても問題ありません。
そのため、転職活動をするにあたってはこのようなやばい会社・ブラック企業を避けるべく会社を選ぶ必要があります。
スカウト先の企業はガチで調べよう
転職サイトでのスカウトメールを受け取った場合、まずは企業の情報を調べましょう。
「とりあえず頭数が居れば良い」というレベルで求人をしている企業があるから気を付けましょう。
そんな企業へ転職してしまうとまさに転職失敗、誰だってそんな失敗は避けたいですよね?
怪しい企業を見分ける一例を以下に示します。
- 全くの異業種,異職種
- グーグルマップが低評価
- 口コミサイトが低評価
距離が近ければ夜中に訪れて電気が付いているかを見ても良いですが、分かりやすくダメな企業はネットを見れば一目で判別可能なのでわざわざ訪れる必要もありませんね。
異業種・異職種からのスカウトはほぼ赤信号
全くの異業種からスカウトが来たらほとんどやばい会社だと思って良いでしょう。
即戦力を求める企業が多数である事を考えると、全くの異業種・異職種の人材を欲しがるのは何かあると考えて良いでしょう。
逆に異業種・異職種であっても掲載した職務経歴書と募集要項を見比べて、「ちょっと関係があるのでは?」と言う場合はその会社について調べてみても良いかもしれませんね。
口コミが低評価の会社はヤバい
Googleマップや転職口コミサイトでの評価が低い会社は言うまでも無くやばい会社です。
なぜGoogleマップ?と疑問に思う方も居るかもしれませんが、実店舗を構えていないのにGoogleマップの評価が低いという事は会社および商品の顧客満足度が地を這うレベルで低い事を指しています。
つまり、良くない商品を売る仕事をしている訳なので働いていても「これで良いのかな?」なんて疑問が湧いてくる可能性が高いですよね。
もし、その会社の商品に興味があるのでなければその会社への応募は見送った方が賢明でしょう。
転職口コミサイトの評価は話半分に読んでおくと良いでしょう。
口コミを書く人は仕事を辞める人であるため、どうしてもネガティブな内容に偏りがちです。
それでも圧倒的に評価が低い場合であればまともな会社ではない可能性はグッと高まります。
まともな大企業からのスカウトもある
ここまで「スカウトしてくる会社はやばい会社もある」という話をしてきましたが、決してすべてがヤバい会社ではありません。
CMのように「あの会社からスカウトが!?」という事はガチで存在します。私も経験しています。
これは私の個人的な感想ですが、リクルートエージェントが大企業からのオファーが来やすかったです。(もちろん私の感想ですが)
経歴書とマッチしていると良いスカウトの可能性大
自分の書いた経歴書と募集要項がマッチしている場合、企業側がちゃんとあなたの経歴書を読んでスカウトを出してくれている可能性が高まります。
企業側としても「この経験・スキルのある人に来て欲しい」とあなたに決め打ちしている訳ですから決して悪い話ではありませんよね。
そして、経歴書とマッチしているスカウトを貰うためには経歴書をしっかりと書き込む事が大切になってきます。
職務経歴書をバッチリ書き込んで良いスカウトを貰おう
職務経歴書の内容自体は個人に依るため具体的な事は書けませんが、一般的には自分の経験・スキルを数字を使って具体的に書くのが良いとされています。
とは言え、いきなりパッと作れたら苦労しませんし、自分で作った職務経歴書が良いものなのかどうかの判別も難しいですよね。
このような文章は客観的な視点を貰った方が圧倒的に良い結果を得る事ができます。
その時に登場するのがチャットGPT。
チャットGPTに「職務経歴書の内容を添削して欲しい,もっと良くするには?」と書き込む事で添削してくれます。
もちろん、チャットGPTが言う事全てが正解ではありませんが、自分ひとりで作るものより客観性が追加されさらに良いものになるのは間違いないです。
まとめ~変な企業には応募しないが吉~
転職サイトからのスカウトは、良い企業からのものもあればやばい企業からのものまでまさに玉石混交です。
この記事をまとめると
ポイント
スカウトが来た時は
- 全くの異業種,異職種
- グーグルマップが低評価
- 口コミサイトが低評価
を確認し、ヤバい会社では無い事を確認しよう。
良い会社からスカウトを貰うために職務経歴書をバッチリ書き込もう
という話でした。
変な会社からのスカウトもあるかもしれませんが、そうした企業には応募しないことが大切です。
時間の無駄になるだけでなく、体力的にも負担がかかる可能性があります。そうした企業に引っかからないよう、自分自身のキャリアプランをしっかりと見据え、妥協せずに転職活動を進めていきましょう。