転職するためにはスキルが必要であるという話を聞いたことがある方も多いと思います。
私は初めてこの言説を聞いたときに少し絶望しました。
なぜなら「私はスキルが何も無い」と思っていたからです。
確かに、「○○(プログラミング言語)のスキル」,「△△(実務系)のスキル」と言った企業側から提示されるスキルもありますがそれが全てではありません。
もし、昔の私と同じように「自分にスキルは何もない」と思っている方に安心してもらうためにこの記事を書きました。
スキルが無いというのは幻想だからです。
今回の記事では
- そもそもスキルとは何か?
- 誰でもスキルを具現化する方法
について解説していこうと思います。この記事があなたの転職ライフのサポートになればと思いこの記事を書きました。
スキルとは何か?
突然ですが質問です。スキルとは何でしょうか?
スキルと短くカタカナで言われると分かりにくいですよね。
スキルとは技能・技術を指します。
早い話、『私はコレができます』という”主張”の内容がスキルと言っても過言ではありません。
スキルは主張しなければならない
転職の場はアピールの場です。つまり主張(アピール)することができなければ意味がありません。
面接官がステータス画面を開いて「う~ん、君は良いスキルを持っている」なんて見てくれる訳がありませんよね。
自分から「私はコレができます」と主張しなければなりません。
そして、主張には証明が必要になります。
主張には証明が必要
たとえば、あなたが面接官だとします。
そこで私が面接に来て「私は最高の中華料理を提供してリピーターを増やす事ができます!」と言ったとき、あなたはきっとこう思うはずです。
何をもって最高の中華料理を出し、リピーターを増やせるのだと言い切れるのだろうか?
と。早い話「なんでそう言えるのですか?」と質問したくなる訳です。
それに対しキレイな受け答えができれば「最高の中華料理を提供してリピーターを増やす事ができる」に対する信憑性は増しますし、逆にボロボロならその主張の信憑性は低まる訳です。
つまりスキルを持っていると主張する時には証明ができなければ最悪嘘吐き扱いを受けてしまいます。
「エクセルが使えます!」という主張なのにSUM関数を知らなかったら「この人ちょっとヤバいかも」と思われるようなものです。
最も簡単な証明が資格、次が経験
ではどのように証明をすれば良いのかと言うと、一番簡単な証明方法は資格など第三者が認定する方法です。
これなら客観性もあり、信憑性は高いですよね。特に資格が無いと話にならない職業であれば絶対条件です。
また、この先紹介する「経験」が無くても資格さえ取れたら良いので資格によってはハードルは低い。
よく聞くのはITパスポートとかですね。
とは言えこういった資格さえ取れればと言うものは未経験の業種に行くなら無いよりマシ程度に考えておいた方が良いでしょう。
そして次は「経験」です。むしろこっちが本題。
応募した業界・業種での実務経験があればなおさら良いですが、未経験の分野への応募でも有効な手法です。
たとえば
私は折衝業務を行えます。実務で起こった問題に対し原因を究明し顧客・現場間の協議によりスムーズに問題を解決したことがあります。
と言われたら何だか「ちゃんとしている感」が出ませんか?
ちゃんとしている感という間抜けなフレーズを使ったのも実はこれ、顧客と社内でただの伝書鳩している人であってもこう言えてしまうからです。
つまり、今の業務を言い換える事でスキルを主張することができる訳です。
だから「スキルが無い」なんて思う必要はありません。
経験を「スキル」に言い換えよう
ではここから経験を「スキル」に言い換えていきましょう。
とは言え、言い換えよう!でできれば困りませんよね?
具体例をいくつか紹介します。
具体的な言い換え例
割と使えるスキルの言い換え例です。
<コミュニケーションスキル>
業務上で顧客とコミュニケーションを取ることが多かったので、コミュニケーションスキルを磨くことができました。
部署内のコミュニケーションの円滑化を目的に、コミュニケーションスキルを高める研修に参加しました。
プロジェクトマネジメントスキル
自己のプロジェクトを企画・運営したことで、プロジェクトマネジメントスキルを習得しました。
社内プロジェクトでプロジェクトリーダーを務めた経験から、プロジェクトマネジメントスキルが身につきました。
<クリエイティブ思考力>
プレゼン資料作成の際に、新しいアイデアを出すことが求められたため、クリエイティブ思考力を身につけました。
既存の業務に新たな視点を加えることで、クリエイティブ思考力を養いました。
<問題解決スキル>
業務上の問題に対して解決策を提案した経験から、問題解決スキルを身につけました。
顧客からの問い合わせ対応において、問題解決スキルを磨くことができました。
言い換えについてはチャットGPTに聞いてみると思わぬ回答を貰える事があるので是非やってみる事を推奨します。
【非推奨】ハッタリをかます
たまに「スキルが無いけれどどうしたら良いか」という問いに対し
そんなもんハッタリを効かせれば良い
という回答をする方も居ますが、私は非推奨。
ハッタリと言うのはいわばその場では嘘ですが、後で帳尻を合わせるようなやり方です。
例えるならプログラミングができると言って入社してからプログラミングの勉強を頑張るみたいな感じ。
ぶっちゃけリスク高すぎると私は思うのであまり真似しない方が良いかと。
ハッタリについては以前読んだホリエモンの本に書いてあって驚きましたね「こんな生き方もあるのか」と。
遊びならまだしも、人生賭けた就職の場でハッタリをかます度量も器量も私は持ち合わせていませんし、持っている人も少ないと思います。